WP Image RecognizerWordPress プラグイン
WordPressの公式プラグイン「WP Image Recognizer」をリリースしました。
説明
WordPress公式プラグイン「WP Image Recognizer」は、WordPressにて画像アップロード時に画像認識を行うプラグインです。
WP Image Recognizerプラグインでは、画像認識に Google の機械学習ライブラリ TensorFlow.js を使用しております。TensorFlow.js はWebブラウザでも動作可能なJavaScriptライブラリです。WP Image Recognizerプラグインを使えば、特別なサーバー等を用意することなく、WordPress上で手軽に画像認識の機能を利用できるようになります。
本プラグインは、WordPress管理画面の「メディアライブラリ」にて、画像をアップロードした際に画像認識を行います。 認識結果は自動的に画像のキャプションとして登録されます。
インストール手順
インストール手順は、通常のWordPressプラグインと同様です。
- WordPress管理画面の「プラグイン – 新規追加」メニューを選択
- キーワード欄に「WP Image Recognizer」と入力してプラグインを検索
- 見つかったプラグイン「WP Image Recognizer」の「今すぐインストール」をクリック
- インストール後「有効化」をクリック
利用方法
- WordPress管理画面の「メディア – ライブラリ」メニューを選択
- 「新規追加」をクリック
- アップロードする画像ファイルをブラウザにドロップ、または、ファイル選択ダイアログから選択して、画像ファイルをアップロード
アップロードされた画像ファイルをクリックして詳細を確認すると、キャプション欄に画像認識結果が記入されていることが確認できます。
また、投稿の編集画面で「メディアを追加」をクリックしても、同様に画像ファイルのアップロード時に画像認識が行われます。
プラグインのバージョン1.0.0からは、日本語のWordPress環境においては、画像認識結果が日本語で表示されるようになりました。他の言語のWordPress環境では、従来通り、画像認識結果は英語で表示されます。
また、iPhone、iPad等のiOSデバイスからの画像アップロードにも対応いたしました。
「WP Image Recognizer」をインストール、有効化して、WordPress管理画面にiOS Safariでログインしてください。上記の利用方法の通り画像をアップロードすると、画像認識が動作します。アップロードする画像は、iOSデバイスのフォトライブラリから選択したり、その時点でiOSデバイスのカメラで撮影することも可能です。アップロード後に画像の詳細を確認すると、キャプションに画像認識結果が設定されています。
投稿へ画像を挿入する際、WordPressのテーマによっては、キャプションも自動的に挿入されます。下の画像は、キャプションが画像の下に表示されている例です。なお、本プラグインで設定されたキャプションは、画像アップロード後、通常通り自由に変更していただけます。
注意事項
- 本プラグインは、画像認識結果として、機械学習に用いられた画像分類の中で最も近いと判定されたものを出力します。認識結果の正確性を保証するものではありません。
- 画像認識結果は、英語と日本語に対応しております。
WordPress管理画面の「設定 > 一般 > サイトの言語」にて「日本語」を選択している環境では、画像認識結果も日本語表記となります。
それ以外の言語を選択している場合、画像認識結果は英語表記となります。 - WordPress管理画面の「メディア – 新規追加」メニューから「うまくいかない場合はブラウザーアップローダーをお試しください。」というリンクを開いて画像ファイルをアップロードする場合、画像認識は動作しません。
- Chrome、Firefox、iOS Safariで動作します。Internet Explorerには未対応です。
本プラグインへのご要望、また同様の技術を利用した開発のご相談などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。